訳あって(ホントは特にない...)タイと日本を行き来しています。
タイでの暮らし、日本での暮らし、交互にいろいろと書き綴っていこうと思います。
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// メール・アドレス公開します //
chotto@estyle.ne.jp
良識的な内容のメールには必ず返信するよん。
01.Jan.2011UP!
Swasdii Pii Mai !(謹賀新年)
今年も雪に埋もれたまま新年を迎えてしまった...
毎年のことだが、酒呑む事以外することもない...
月末は毎年恒例のチェンライ行だ。
あー、早くチェンライの山に入ってまったり過ごしたい。
もう雪は嫌だよ...
今年は兎年ってことで... |
30.Dec.2010UP!
今宵の肴:日本海の恵み
晩酌が止まらない...
朝目覚めると今夜の肴を考えるという生活が続いている。
午後一番で買出しに出かける「角上魚類」にどんな魚が置いてあるのかが楽しみである。
・鯵の刺身
・鱈の白子 醤油とマナオで
・蕪の煮物 鶏ひき肉と南蛮海老を添えて
・胡麻鯖の竜田揚げ
・鯵のたたき 味噌とマナオのソース和え
・久保田純米
一日のアルコール摂取許容量を遥かに越えてしまう... |
29.Dec.2010UP!
今宵の肴:鯵刺と〆鯖とモツ煮込み
いきなり雪が降った...それも結構積もった...
んでもって、とにかく寒い!
でも寒くなってくると魚が美味くなってくるんだよね。
脂が乗った魚をサクッと下ろして刺身にすれば、そりゃもう絶品!
さらに熱々の日本酒をキュッと飲れば、そりゃもう極楽ですよ!
寒さなんて一気に吹っ飛ぶね。
そして寒くなってくると煮物も美味くなってくるんだよね。
豚の白モツを丁寧に下ごしらえして、半日ストーブの上でコトコトとひたすら煮込むんだ。
舌の上に乗せるとトロリと柔らかく煮えたモツが口の中でとろけてゆくよ。
これを冷え冷えのレモン酎ハイで追っかけたら、そりゃもう至福ですな。
おっと、この秋わが家で獲れたコシヒカリの新米じゃないですか。
土鍋で強火で一気に炊き上げた新米は堪らんねー。
噛むと旨みと甘みが口の中に広がっていくよ。
晩酌の〆に一気にかきこんで頬張ったら、そりゃもう愉悦ですぞ!
・鯵の刺身
・鯵のたたき
・真鯖の〆
・豚モツ煮込み
・熱燗
・レモン酎ハイ
・ご飯
だから最近太るんだよねー。
ご飯のオカズと言うより、完全に酒の肴ですな... | 土鍋でご飯炊くって結構簡単なんだよね。 オコゲが付いて激ウマですよ。 |
25.Dec.2010UP!
Beer Lao飲みにビエンチャン 93’
「公共交通機関を利用してマハチャイ経由メークロン市場」の稿でお世話になったIさんから、
極寒の日本で過ごすオイラにメールが届いた。
先にも述べたがIさんは、自他共に認める鉄道ファン(通称:てっちゃん)である。
> 先週末、列車でのノンカイ-ビエンチャンの旅へ行って来ました。
> 列車は満喫したものの、ビエンチャンはすごい所でした。
今日は氷雨が降りしきる寒い日で、外出する気も起きなかったので書庫の整理をしていたら、
昔の旅のアルバムが何冊か出てきた。
まだデジカメがなかった(と言うより持っていなかった?)時代の写真なので、
ネガをプリントしたフォト紙がアルバムに収められているのだ。
過去の写真は、何年か前にわが街を襲った「中越地震」で全て損壊したものとばかり思っていたので、
例え少数でも見つかったのは嬉しい出来事であった。
で、その中にビエンチャンに行った時の写真が入ってたのだ。
これ程タイムリーなシチュエーションは滅多にないはずで、
旅の最中に撮影したこれらの写真が、永い歳月を経て日の目を見たいと言っているような気がしたので、
丁度良い機会と思ってここにUPすることにした。
Beer Lao がオイラを呼ぶのよ...ビエンチャン来いってねぇ... |
07.Dec.2010UP!
「いくら」作った
「いくら」は寿司屋で少量を惜し戴いて、有難がって食べるものではないと考えている。
丼に炊きたてのご飯を盛り付けたところに、お玉で掬(すく)って大量にぶっかけるものである。
盛り付けたご飯粒の白色が、全て「いくら」の紅色で覆われ尽くして隠れるくらい、豪快にぶっかけるべきである。
という話をしたら「是非食べてみたい」と返答され、「じゃあ作ろうか」という事になった。
折りしも季節は晩秋、我が県には鮭が遡上する川が幾つもあるのだ。
当然、オイラが晩酌のために毎日鮮魚を購入している「角上魚類」にも、ごろごろと鮭子(鮭の卵巣)が売られ始めていた。
オイラの作る「いくら」は醤油漬けである。
市販の「いくら」は長期保存をするため塩分濃度が高めになっているが、オイラは作ってから3日目には全て完食するのと、
ご飯に大量にぶっかけるというのを信条としているので、やや薄味に仕上げている。
「いくら」を大さじで掬(すく)って口の中にがばっと投げ入れて、ぷちぷちぷちぷち...と噛んでいると出てくる大量の「いくら」汁を、
喉をゴクリと言わせて呑み込んだとき薄味に仕上げていた方が、
「いくら」の滋味が爆発的に口と言わず鼻腔と言わず拡散するという至福を経験できる。
しかしその作り方はいたって簡単である。
料理というレベルではないくらい簡単である。
1.鮭子(卵巣)をお湯にくぐらせ、卵間膜をはがして卵の一個一個をばらばらにほぐす。
2.醤油と味醂を合わせたタレに漬け込む。
たったこれだけである。
たったこれだけで、びっくりするくらい美味しい「いくら」が出来上がる。
コツといえば、卵間膜をはがす際にくぐらせるお湯の温度だろうか。
ぬるま湯ではなくて、お風呂だったらちょっと入れないくらい熱い!
という程度の熱い湯を使わないと上手くほぐれない。
この高温によって薄い卵間膜は蛋白変性を起こして、ぼろぼろと剥がれ落ちていくのだ。
しかしその高温と真水による浸透圧は、同時に卵(いくら)の表面の膜(卵膜)の透過性をも変化させ、
卵(いくら)そのものまでも白っぽくさせてしまう。
ここで慣れない人は、卵(いくら)に熱が通ってしまい失敗したと思い込んでしまうのだが、
実はこれをタレに漬け込んで冷やしていく過程で卵(いくら)は再び透明感を取り戻し、
一両日の熟成を経て輝くように鮮やかな深紅色の宝石となるのだ。
しかしながら、実は自分の美味しいものリストの中では「いくら」の順位はわりと低い...
たぶんしっかりと熟成した納豆と同等くらいのレベルだ。
毎年この時期になると何回かは「いくら」の醤油漬けを作るのだが、味見のために口にする程度で、
上述したような飯が隠れるほどの量を食べるというのは自分ではまずしない。(家人はするけど)
自分的には「いくら」よりも「すじこ」の方が好きだし...
一本が上腕(肘から手首まで)くらいの大きさの鮭子。 | 熱いお湯に浸けて卵間膜を剥離していく。 |
膜からはずした卵(いくら)。 熱と真水で白くふやけているけどマイペンライ。 | タレに漬け込むと再び透明感が出てくる。 半日も浸ければ深紅色の宝石に。 |
01.Oct..2010UP!
公共交通機関を利用してマハチャイ経由メークロン市場 その2
結果的に下記のような順序で、バンコクからメークロン市場へのワンデートリップを楽しませていただきました。
Iさん、そして専属通訳?のD子ちゃんにはたいへんお世話になりました。
次回は、バンコク−カンチャナブリー、バンコク−ノンカイなど期待いたしております。
@MRT(地下鉄) タイランド・カルチャー・センター駅 −−− ペッブリー駅
Aエアポートリンク マッカサン駅 −−− パヤタイ駅
BBTS(スクンビット線) パヤタイ駅 −−− サイアム駅
CBTS(シーロム線) サイアム駅 −−− BTSウォンエンヤイ駅
Dタクシー BTSウォンエンヤイ駅前 −−− タイ国鉄ウォンエンヤイ駅
Eタイ国鉄マハチャイ線 ウォンエンヤイ駅 −−− マハチャイ駅
Fターチン川の渡し舟 マハチャイ駅前 −−− バンレム駅前
Gタイ国鉄メークロン線 バンレム駅 −−− メークロン駅
Hロットゥー メークロン市場 −−− バンコク戦勝記念塔前
2001年当時のBTSパヤタイ駅からマッカサン駅方向を見下ろしたときの景色。 2010年現在は、この線路の真上をエアポートリンクが走る。 |
30.Sep.2010UP!
公共交通機関を利用してマハチャイ経由メークロン市場 その1
前稿でバンコクの新しい公共交通機関であるエアポートリンクの話を書いたが、
思い出せるというか実際乗ったことがある、バンコクの公共の交通機関を列記するとしたら...
モトサイ、サムロー、シーロー、ソンテオ、トゥクトゥク、タクシー、ロットメー、ロットトゥー、
それにタイ国鉄を加えた旧(?)乗り物系に、BTSとMRTに今回のエアポートリンクが挙げられるだろうか。
後は水場系としてチャオプラヤ各支流の運河船、それにセンセープ運河の定期船といったところかな。
(あと他に知ってる人いたら教えて。)
さて、そんなバンコクの公共交通機関を効率良く乗りこなして、バンコク近郊へワンデートリップをしよう!
という壮大な試みが密かに計画されていた。
計画を立案した功労者はIさんである。
何を隠そうIさんは、自他共に認める鉄道ファン(通称:てっちゃん)なのである。
オイラは旅行者である。(たぶん...ね)
いやしくも旅行者であるならば「歩くバンコク」や「バンコク・バスマップ」などを頼りに、
公共交通機関を駆使して観光すべきなのである。
そんな訳で今回Iさんのお誘いで、チャオプラヤ川の西岸トンブリー地区を基点に、
タイ国鉄のローカル線であるマハチャイ線と、さらにその先のもっとローカルなメークロン線を乗り継いで、
有名なメークロン市場へのワンデートリップを試みた。
ちなみにメークロン市場というのは、中央に線路をはさんだ形で市場が存在している。
その線路を1日8本だったかの列車が通過するのに合わせて、
線路に掛かっている市場部分が一気に片付けられていく様が有名な市場なのである。
(逆に言うとそれ以外に特筆すべきものはないフツーの市場なのだが...)
Iさんとオイラは同じラチャダーの「○○○○マンション」居住なので、
旅のスタートはMRTのタイランド・カルチャーセンター駅で、ゴールはタイ国鉄メークロン線のメークロン駅である。
さて、いくつの公共交通機関を乗り継ぐことになるのだろう?
バンコク近郊へのワンデートリップのコースとしてはメジャーなので、 ググッてみれば詳しい情報がたくさんGETできるよ。 |
28.Sep.2010UP!
エアポートリンクは順調に運行中だが...
バンコクにBTS、MRTに続いて3番目のマストランジット・システム、
エアポートリンクが運行(正確には有料運行)を開始してから一ヶ月が経った。
バンコクの公共交通機関に総じて言えることだが、
運行開始直後に何らかのトラブルに見舞われるのではないかと、密かに期待(もとい心配)していた。
で、そのトラブルに乗じて記事を書こうかと目論んでいたのだが、
見守っているうちに一ヶ月が過ぎてしまい、さしたるアクシデントも発生しないまま順調に運行している。
運行開始日が二転三転して延び延びになった末にやっと走り始めたエアポートリンクだが、
高架線路の工事をしているときには本当にここに電車が走るという事が半信半疑だった。
スワンナプーム空港に到着して市内に向かう車中から左側にずっとその高架線路が見えるのだが、あまりにも支えている柱が細くて頼りなく、
数年前に○○地震で被災した自分としては、完成したとしても何らかの改善が行われるまでは決して乗るまいと考えていた。
(余談だが○○地震のときは、訪タイの予定を翌日に控えていての被災だったので、被災して野宿を強いられたことよりも訪タイできなかったことが悔しかった...)
さて、それでも2年ほど前にラムカムヘンの辺りを散策していて、ZIEMENS社製の実験車両を見かけたときには、
何となく完成も現実味を帯びてきたなーという印象だった。
その後さらに2年の歳月を経てやっと運行に漕ぎつけたエアポートリンクだが、
空港からマッカサン直通ののEXPRESSと各駅停車のCITY LINEの二種類がある。
で、オイラたち旅行者が利用するのはEXPRESSなのだが、その運行時刻は6:00〜25:00らしい。
(各停のCITY LINEは24時間らしい。)
24時間離発着のあるエアポートとは全然リンクしてないじゃないか!とか、
そのEXPRESSの正規料金150バーツは高すぎるんじゃないか、とかいう文句が噴出している。
確かに空港の4Fからタクシーに乗れば、ラチャダーにあるオイラのアパート前まではぎりぎり200バーツくらいだ。
それにバゲージを引きずったままの移動はタクシーに乗るまでの空港内と、
アパートの前で降りてから部屋までの間くらい。
でもエアポートリンクに乗るとしたらマッカサン駅で降りて、
そこから徒歩で移動してペッブリー駅からタイランドカルチャー駅までMRTに乗車した後、
徒歩でアパートまでたどり着かなきゃいけない。
戯(たわむ)れ&酔狂で一回くらいは良いかも知れないが、重いバゲージ引きずって乗換えや徒歩があるのはカンベン...
(補足)
旅行者的には「どーよ?」って感じのEXPRESSだが、
CITY LINEの方は運行地域の住民にとっては貴重な公共交通機関となりつつあるようだ。
2008年6月の写真。 空港-マッカサン駅直通のEXPRESS。 鉄道ファンらしきタイ人がカメラ抱えてました。 |
2010年8月(有料)運行開始初日の写真。 こちらはCITY LINE。 ○柳さん、写真提供ありがとうございました。 |
27.Sep.2010UP!
日本でタイ料理:ムーヤーンとカオニャオを熱く語る その2
ムーヤーンの話の続き。
カオニャオとの組み合わせであるから、基本的にはイサーン(タイ東北部)料理なのであろう。
そもそもカオニャオときたら、ちょっとタイ料理を知る日本人によれば、
ソムタム(パパイヤの漬物)、カオニャオ、ガイヤーン(鶏の炙り焼)の組み合わせがイサーン料理の代表格みたいなイメージで語られることが多い。
確かに間違ってはいないかも知れない。
しかしオイラは酸っぱ辛いソムタムは大の苦手だし、ガイヤーンよりも圧倒的にムーヤーンの方が好きなのだ。
さらに言えば、ここにホラパーの存在があるかないかで、
ローストビーフにホースラディッシュ(俗に言う西洋わさび)が付けられているかいないかというくらいの違いがあるのだ。
ま、ともかくそのホラパーがせっかく繁ってきたので、ということで本日は日本でムーヤーン+カオニャオ+ホラパーというのを作ってみた訳だ。
だからといってこれが初挑戦という訳ではなくて、実はホラパーがあるなしにかかわらず、わが家ではたまに食べるポピュラーなメニューとなっているのだ。
■ムーヤーンの作り方■
豚バラ肉をやや厚く切る。
ナムプラー、砂糖、日本酒、シーユーカオ(タイ醤油)、にんにく薄切りの合わせダレに漬け込む。
ガスコンロのフィッシュロースターで焼く。
とにかく熱いうちにかぶりつく。
■カオニャオの蒸し方■
蒸す12時間前から水に漬け込む。
蒸す1時間前からザルで良く水を切る。
中火のやや強火で湯気がぼんぼん出るくらいで1時間蒸す。(蒸し器使用)
とにかく熱いうちに頬張る。
■ホラパーの用意■
畑で摘む。
良く洗う。
上記の二品と共に口に放り込む。
たったこれだけの作業で、日本に居ながらにして本格的なタイの味が楽しめる。
お試しあれ。
材料はすべて日本で調達できるよ。(ホラパーは除くけど...) | 熱いうちに食べるのが基本中の基本。 |
26.Sep.2010UP!
日本でタイ料理:ムーヤーンとカオニャオを熱く語る その1
日本滞在の日数が長くなってくると、やたらとタイ料理が食べたくなる。
オイラは最近、日本に居る間は畜肉食を控えているのだが、
この日はどうにもムーヤーン(豚肉の炙り焼)とカオニャオ(もち米)をワシワシと胃袋に詰め込みたい欲望に駆られてしまっていた。
何故かは分っている。
畑のホラパー(タイ産バジルの一種)が葉を繁らせてきたからだ。
今年の日本は100年に一度の猛暑だったので、畑の野菜達はことごとく枯れてしまったが、
さすがタイ産の野菜は猛暑を耐え抜いて、暑さが和らいだ最近になって勢力を盛り返してきたのだ。
ホラパーはタイではかなりポピュラーなハーブ野菜だ。
日本人が口にする機会があるとすれば、
ゲーン・キオ(グリーン・カレー)かチムチュム(イサーン地方の鍋)などが最も多いのではないだろうか。
特にチムチュムには大量に投入するので、独特の香りが好き嫌いの分かれるところであろう。
さてそのホラパーをオイラはこよなく愛する。
特に、ムーヤーン+カオニャオ+ホラパーは最高の組み合わせであると考えている。
数あるタイ料理の中でも自分的にはベストかも知れない。
そのベストの組み合わせを教えてくれたのは、エカマイのペッブリー寄りのソイにあるイサーン料理を中心に出している、汚いオープンエアの食堂であった。
当時近くのアパートを借りていたオイラは、夜になるとその店に出向いてイサーンの料理を教わって食べたものだった。
(もちろん辛いものは食べない...)
若い従業員達はみんな地方の出身と見えて、フレンドリーで純朴だった。
たどたどしいタイ語で話すオイラに辛抱強く付き合ってくれ、「辛くないイサーン料理」を作ってくれた。
ムーヤーンの他にもパーク・ペッド(家鴨の嘴揚げ)、ラープ(肉と内臓のタタキ)などにもハマッた思い出がある。
ここでムーヤーンを頼むと、付け合せにそのホラパーと生キャベツとショウガの薄切りとプリック(とうがらし)が添えられてくるのだ。
ムーヤーンを一切れとカオニャオを一つまみ、そしてホラパーの葉を一枚むしりとって全部を一編に口に放り込んで噛みしめると、
得も言われぬ旨みが口中にグワッと広がるのだ。
そしてこれをメコン(タイのウィスキー?)のソーダ割りで追いかけて一気に飲み下すと、もう最高ッスよ!
その度に「嗚呼、これぞタイだ...」と感涙に咽(むせ)んだものだった。
だからホラパーを見ると、「あー、ムーヤーン喰いてー」となる。
はっきり言って汚い店だよ。 さながら難民キャンプ...明け方までやってる。 | ドラム缶縦切りのコンロで焼かれるムーヤーン。 美味そうに焼きあがってますぜ。 |
09.Sep.2010UP!
タンブンに来たアイドルと出遭った
タイ人は人生の何らかの節目にタンブンをする。
今回はアイドルが自分の二十歳の誕生日にタンブンに来ていた。
おソロのピンクのTシャツを着た取り巻き連中を大勢伴って、女子アナ付きのテレビカメラ(ch7ね)と共にやって来た。
オイラはもういい年をしたオヤヂなので、日本でもタイでもアイドルに興味はない。
「AKB48」もどう読めばいいのかすら知らなかった。(エーケービーフォーティーエイトだそうです。)
だからといって若い女性に興味がないわけでは全然なくて、
特にアイドルに選抜されてしまうような可愛らしい女性を目撃できたのは超ラッキーであった。
取り巻き連中から彼女の情報を聞き出して、彼女グッズ(うちわ)までもらった。
おまけにデジカメで動画をばっちり撮影させていただいた。
サービス精神旺盛な彼女はちょっとダンスなど披露してくれて、とても貴重な動画ファイルとなった。
ソーンちゃん。 一緒に居たお姉さんの方が可愛いという意見もあったが... |
ちなみに彼女の名前は「クンジェーソン」、略して「ソーン」である。
英語表記では「Gunjaesal」なので「グンジェーサル」になるはずなのだが、
これはタイ語の綴りをそのまま対応したアルファベットに置き換えたためである。
(↓下記のタイ語まめ知識を参照してちょ。)
ソーンちゃんの詳しいスペックは彼女の公式HP「ソーン クラブ」でチェックしてくれ。
あ、でもタイ語だ...じゃちょっとだけ訳しとく。
本名:パーントーンg ブントーンg
ニックネーム:クンジェーソーン
あだ名:メンコ
誕生日:仏歴2533年(西暦1990年)8月17日生の20歳
星座:しし座 血液型:B型
出身地:バンコク
身長:170センチ 体重:48キロ
シー○○リン大学美術学部の1年生で好きな果物はパイナップルとオレンジだよーん。
...ってこれ以上やってるとストーカーみたくなるので止めます。
↑ ソーンちゃんのHPへはこの画像をクリック ↑ |
で、そのソーンのHPにタンブンのときのYou Tube動画がUPされているので見てみてちょ。
オイラたちもチラ写りしてるかと期待して見たが、カスリもしてなかったのがちょっと寂しい...
【タイ語まめ知識】
タイ語では語尾の「L」の音は「N」の音になるという言語法則があるのだよん。
「apple」 → エップン
「foot ball」 → フッ(ト)ボーン
「oriental」 → オリエンテーン
「A」は日本語発音では「あ」だけど、タイ語では「え」の感じで発音するよ。
「apple」 → エップン
「oriental」 → オリエンテーン
「Mac」 → メーック
08.Sep.2010UP!
出家僧にタンブンをした その3
寺の本堂(参拝するところ)の横は給食室のような大きな配膳&調理室になっていて、
訪れた人々はそこで持参した料理を皿に盛って、僧侶が座って食事をする大きな長テーブルに持って行く。
テーブルの端には料理を配膳する係りの僧侶が居て、渡された料理皿を次々とテーブルに並べていく。
しかし仏教の戒律で、男性から渡される料理皿は直接手で受取るのだが、女性が料理皿を渡したい場合は、
僧侶が広げる敷物の上に皿を置き、置かれた皿を僧侶が受取るという方法で行われる。
決して女性から直接皿を受取ることはない。
食事の後、僧侶も自由時間となって、K子ちゃんが彼氏からの頼まれ物(タバコとか)を渡すときも、
K子ちゃん彼氏は直接受取ることなく布キレを取り出して間接的に受け取っていた。
うーん、若いというのに4ヶ月もの間、酒も飲めず女性にタッチすらできずに過ごすのか...
女性的にはどう感じられるのかは解らないが、男性にとってはこれぞ正に苦行であろう。
「日本人は出家しなくていいから良かったね〜」
体中に不浄なものをたっぷりと宿したまま安堵に浸るK氏とオイラであった。
この稿、アイドルへと続くよ。
寄進された料理を配膳するためのバックヤード。 | 僧侶は女性から物を受け取る際には、敷物を使い間接的に受け取る。 |
08.Sep.2010UP!
出家僧にタンブンをした その2
僧侶の食事は朝と昼だけである。午後からは一切の食べものを口にしない。
それがどういう意味を持つのかは知らないが、古来この習慣はもっと質素な食事の中ですら厳格に守られてきたはずだ。
一日三回食べてもまだ足りないほど清貧な食生活の中で、さらに午後の食事を断つことで激しい空腹に耐え、修行を積んだ事だろう。
現在でも僧侶は午後以降の食事は一切摂らないが、その代わりと言っちゃなんだが昼の食事は眼を見張るほど豪華だ...
オイラたちがタンブンに行った日は日曜ということもあって、タンブンの人も多く寄進された食事がテーブルに乗り切らないほどだった。
タイ料理から洋食に和食、果物に和菓子もあるし、ピザハットのテイクアウトの箱もどーんと置かれている。
大きな冷蔵容器に入れられたシャーベットアイスもある。ちょっとしたパーティーだよ...
たぶん朝はともかくとして、一日分の消費カロリーを昼食で一気に摂取するというイメージだ。
この昼食の内容を一日三回に分けて食べるのと、一回で一気に食べるのとでは、どのような違いと宗教的意義があるのだろう...?
この稿、さらに続くよ。
寄進された豪華な食事。僧侶の食べ残したものを後で一般民が食べて「徳」を譲り受ける。 | 若い出家僧が多いためか、狙っていたピザは瞬く間になくなってしまった... |
08.Sep.2010UP!
出家僧にタンブンをした その1
ググッてみればいろいろと解ると思うが、タイの僧侶ライフは日本のそれと違ってかなり厳しいらしい。
身近なところでは、日々の食事を他人からの施(ほどこ)しによってのみ受けなければならない。
要するに他人からもらった食料のみで生きていかなければならない。
だから朝になると6時前から托鉢に周るのだ。
早起きさえすれば、バンコクのあちこちでも托鉢に歩く僧侶の姿を見ることができる。
ちなみに食事を僧に献上?する人々には、僧に食事を恵むという意識はない。
逆に食事を召し上がっていただく?ことによって、功徳を受けると考えている。
タイで信仰されている上座部仏教では、僧もしくは自分以外の人や動物に対して功徳を積むという行為を積み重ね、
自分自身の徳を高めていくことによって来世へ繋がる評価となる、という考え方が浸透している。
このように何らかの物品・行為でもって他者にプラスメリットを与える行為を「タンブン」、日本語的には「喜捨」と呼ぶ。
例えば、乞食に小銭を恵む、寺でカゴに捕らえられている小鳥を解き放つなどという行為もタンブンと言える。
ただ、タイにおいて日常的な会話の中で「タンブンする」と言えば、通常はお寺に僧のための食事を持って行って、
お賽銭を納めてありがたそうな念仏(お経ね...)を聞いて、最後に聖水をピピッをふり掛けてもらう行為を指すようだ。
したがって今回われわれが行った行為は、崇高な僧侶様に御食事を御召し上がりいただくことによって、
下俗な己(おのれ)の徳を少しでも高めていただこうという、神聖な宗教儀式であった。
決して、K子ちゃんが現在ラブラブの彼氏に会えなくて
「キットゥン...(寂しい、愛しい)」だから会いに行った訳ではない。(はず...)
この稿、もっと続くよ。
ひしゃく(というか木の枝)で聖水を振り掛ける。ピンクシャツとTVカメラはアイドルの追っかけ。 |
06.Sep.2010UP!
K子ちゃん彼氏が出家した
以前、バンコクで手打ちうどんを作って食べたときに、一生懸命手伝ってくれた「K子ちゃん」のタイ人彼氏が出家したという情報が伝わってきた。
(うどん作りの方は「タイ産小麦粉で手打ちうどんを作った」を参照のこと)
タイの男性は成人すると一度は仏門に入り、出家することによって得度を積むというのは聞いていた。
ただいつ出家するかというのは特に決まってないらしく、永いこと日本に留学していたオイラの知人は、
30歳近くになってもまだ出家する予定はないと言っていた。
人生の一時期に仏門に下るのがタイ人男性の慣習であるが、人それぞれの事由によってその時期はかなり流動的であるようだ。
出家する期間もかなり流動的で、最終的には各々の事情を考慮した上で高僧が決定するらしい。
K子ちゃん彼氏は大学を卒業して間もなくて、就職が決まるまでの間に出家を思い立ったらしい。
そして下された出家期間は4ヶ月という永いものだった(らしい)。
オイラはこの4ヶ月が永いのかどうかは解らないのだが、ステディなお付合いを始めたばかりのお若いカップルには相当永く感じられるのかも知れない...
K子ちゃんは日本人の中にあっても「彼氏に尽くす度」がかなり高い女性なので、休みになると彼氏に差し入れを持って寺に出かけるのだ。
しかし、タイの寺は圧倒的に♂の世界なので、うら若い女性一人が訪問するのは世間体が悪いのだという。
日本人では僧侶はフツーに妻帯するし、女性が一人で寺に僧侶を訪ねるのも日本人的には何ら問題を感じ得ない。
しかしここは敬虔な仏教国タイであるから、郷に入っては郷に従え、である。
でも、女性一人じゃマズいんだけど、グループで訪ねる分には差し障りはないらしい。
本題がぶれて隠れてしまえばOKなのだ。ホンネとタテマエで構成されるタイ社会の所以(ゆえん)だね。
したがって、そのグループ偽装を行う必要上、オイラにも誘いのお声がけをいただいたのだ。
フツーに旅行者をしていると、観光寺以外のタイの寺院内部に潜入するのはなかなか機会がない。
今回はその貴重な機会を与えていただいた上に、寺でアイドルに出会ってしまうという嬉しいハプニングもあって、
誘ってくれたK子ちゃんにはホントにコップン・マーク・マークなのだった。
この稿、ちょっと続くよ。
とっても神々しい写真なので、敢えて皆さんご尊顔を隠さずにUPさせていただきました。 |
03.Sep.2010UP!
パタヤよりも透明度の高い地元の海
今年の日本は暑かった。
新聞記事によると気象観測史113年間の中で最も暑かった夏なのだそうだ。
確かに暑かったと言える証拠に、今年はずいぶんと海に出かけた。
午前中は何となく仕事をしているのだが、昼近くになると暑さに負けて、そそくさと海に出かけてしまう。
1〜2時間も海水に浸かれば満足するので、夕方前には帰宅して再び仕事に臨むのだ。
ガキの頃は海水生物を手当たり次第捕獲していたのだが、
大人になってからは自然保護の観点から、専ら写真撮影に留めている。
さすがに海水浴客の目前でスキューバ機材を背負ってエントリーするのは憚(はばか)られるので、
フィン&スノーケルでカメラを抱えて岩場周辺を潜る。
波打ち際から100m程度の沖まで小さな根が続く。 深度はせいぜい7〜8m。 今日も誰もいない... |
オイラのホームグラウンドは砂場が少なくて岩場の多い、どちらかというと海水浴客よりも釣り人の多い場所だ。
だから旬の夏場でも平日に出かけると、まるでプライベート・ビーチのように誰もいないことがある。
したがって海水の透明度も高くて、パタヤ&サメサンの海よりもずっと澄んでいる。
遠浅の海なので、気象データと潮の干満表をしっかりと把握して出かければ、
一人で出かけても水難事故等の確率はかなり低いと考えている。
一人でここに居て唯一怖いのは、北朝鮮の工作員による拉致である...
いいでしょ?この透明感。 岩にはサザエと岩ガキがびっしり。 | 交接のシーズンなのかアオウミウシのカップルが目立った。 |
■ 過去記事で「地元の海」話題の記事は...
次の日も海に行った 01.Aug.2009
梅雨の合間をぬって海に行った 30.July.2009
21.Jul.2010UP!
カツカレーその理想と現実の乖離(かいり)
MBKで、流行のi-padじゃなくてi-pedという中華製のコピー商品を探してウロウロしていたら空腹になった。
同行していたK氏の提案で、「coco壱番屋」でカレーを食べることにした。
愛読しているメルマガ、ニューロードさんの「今日のタイねた」の昨日配信の記事中に、
この「coco壱番屋」のことが書いてあったので、
ネタパクするつもりはないが時事ネタとしてオイラも書くことにした。
(パクり掲載ごめんなさい)
> =============================== > 発行人 ニューロード http://newroad21.com/ > e-mail : webmaster@newroad21.com > =============================== > 2年ほど前にラチャダーピセーク通りのエスプラネード内にタイ1号 > 店をオープンしたCoco壱番屋ですが、現在はタイに7店舗まで増 > えているようですね。Coco壱番屋の料金設定はちょっと高いような > 気がしますが、タイの人は日本式(イギリス式と言った方がいいのか) > カレーが結構好きなんでしょうか?日本のレトルトカレーが好きで > お土産に欲しいという人もいます。タイ人はインドにあまり良い印象 > を持っていないので、カレー=インドというイメージだけで嫌いという > 人もいますが。 |
「coco壱番屋」って、1号店はラチャダのエスプラだったんだね〜 Σ(・ω・)ノ
オイラの部屋から至近なのに行ったことない...
ま、それはともかくとして、MBKの「coco壱番屋」に入ってオイラはカツカレーを注文した訳だ。
オイラは日本ではあまり外食をしないので、「coco壱番屋」に入るのは今回が初めてだった。
で、出てきたカツカレーっていうのが自分の想像していた、
というか、カツカレーというものに対して抱いていた期待みたいなものが、
目の前の現実に存在するカツカレーとあまりにもかけ離れていたため、
しばしカツカレーを見つめながら呆然となってしまった...
ひょっとするとこの呆然状態は、店の人から見ると素晴らしい料理に心をすっかり奪われて、
陶然となっているという風に誤解を受けてしまうかも知れなかった...
結論を言ってしまえば、ちょっとあまりにもシンプルというか単純すぎません?
このカツカレー...?
自分的には、カツカレーってもっと華やかで豪勢で贅沢で高栄養で山盛りで、
食べる前には、これを腹に全部収めることができるという喜びに体は打ち震え、
涎(よだれ)ジュワジュワ、胃袋グーグー、手に汗握って気合入れて喰うものなんですけど...
余計なものを削ぎ落として真実のカツカレーを目指した? まさかね... | 具も生野菜も入って一皿で栄養的に完結するという美学。 こういうのが喰いたい... |
■ 過去記事で「カツ&フライ」話題の記事は...
今宵の肴・スルメイカのフライ 02.Aug.2009
20.Jul.2010UP!
カンチャナブリの過激なドクター・フィッシュ
世話好きなK氏がカンチャナブリーにある滝に連れて行ってくれた。
およそ真っ平らなタイもカンチャナブリーあたりまで来ると、ちょっと山っぽい風景になる。
で、その山の中に「エラワン国立公園」ってのがあって、そこに「7つの滝」とかいうのがあるらしい。
オリエンテーリングのようにひたすら山道を登り進むと、第1の滝から順繰りにその姿を見せる。
しかしながら暑熱のタイで、しかも低木の照葉樹林の間を縫うように造られた山道を、
直射日光を浴びながら歩き続ける辛さといったらハンパねえっす...
道に迷ったりして着くのに4時間近くかかった... | この水の中にもヤツらが潜んでいる... ここは第3の滝だったかな? |
それでもせっかく来たからにはと、ひたすら山頂を目指し登山を続けていたら、
雷が鳴り始めてだんだんと空が暗くなってきた。
確か第5の滝のあたりで迷彩服のレンジャーから、
「これ以上登るのは禁止!」とダメ出しされて仕方なく(ちょっとラッキー)これ以上の登山は断念した。
どの滝の滝つぼにも魚の影がけっこう多くて、大きいものは悠に40cmを越える。
岸辺に人が近づいても、慣れているのか逃げようともしない。
日本ならばさしずめ高度的には山女(ヤマメ)や岩魚(イワナ)などの渓流魚なんだろう。
でもここのは見た感じサケ科っていう雰囲気じゃない。
でも肉食の魚らしくて、タイ人のガキが小石や木の実などを水面(みなも)に投げ入れると、
大きな個体は瞬時に反応して飛びついて行って丸呑みする。
食べられるものかどうかは別として、水面に何か落ちたら取りあえず喰いついてみるようだ。
で、その大きいヤツに混じって同じ種類の魚で10cmくらいの幼魚?みたいのも無数にいる。
大きいのが親とすれば、小さいのは子なんだろうか?
親が肉食なら子も当然肉食のはずだ。
だから、普段は何を食っているのかは良く知らないが、
水の中に素足を踏み入れてみると、お約束のように足を食いに寄って来た...
上の滝に行くほど魚影が濃くなるよ。 デカい個体が怖いっす... | K氏の足を一心不乱に齧る小魚の群れ。 角質だけが狙いではないと思う... |
以前、バンコクでも流行った「ドクター・フィッシュ」のようだ。
でも、あれは確かトルコとか地中海の辺りの産だったはず...
それに、ここのは皮膚の角質を優しく食べるというより、水に浸かった部分のありとあらゆるところに喰い付いてきて、
おまけに事もあろうか歯をあててごりごりと皮膚を齧(かじ)り取るではないか!
はっきり言って、ちょっと痛いくらいだが、かろうじて肉体的には耐えられる。
でもそのちょっとした痛さが、数十匹分いっぺんに来るので、精神的には耐えられない。
まかり間違えて出血でもした日には、大きい方のヤツらが一気に襲って来そうな恐怖感もあるし...
したがってK氏もオイラも叫び声を上げずにはいられなかった。
体験してみたいと言う人の中で、山登りする体力もあるという人なら、いってらっしゃいませ。
オイラはもう行かん...(オレももう行かん by K氏)
12.Jul.2010UP!
梅が実る時期だから梅雨(つゆ)と書く
今、日本は梅雨の真っ只中。
雨続きで何処にも行けないし何にもできない...
そんな頃に梅の実が収穫時期を迎える。
わが家の梅の木は、家の敷地からちょっと離れた川沿いにある。
川のすぐそばだから水に恵まれているせいなのか、樹勢が良く毎年大きな実をたくさんつける。
中でもとりわけ良質のものは、既知の割烹が毎年心待ちにしているのでそちらへ。
その他は粒の大きさによって、大半が梅干と梅酒に加工する。
梅干はまあ良いのだが、最近アルコールにアディクトする日が続いているので、
今年は梅酒ではなくアルコール抜きの梅ジュースにして仕込んでみた。
夜になってずぶずぶとアルコールの底なし沼に引き込まれ酩酊しているより、
ぱっと潔(いさぎよ)く切り上げてヘルシーに梅ジュースと目論(もくろ)んだのだ。
それなのに、これを焼酎で割って飲んだらさぞかし美味いだろう、
などと考えながらせっせと梅ジュースを仕込む自分が哀れに思える...
梅の実が見えなくなるほど大量の氷砂糖+粉砂糖を入れる。 | 浸透圧現象で梅のエキスが染み出て来る。 飲み頃は一ヶ月以上先。 |
■ 過去記事で「酒」話題の記事は...
タイ飯 マンゴスチン・ワインと焼肉
08.Jul.2010UP!
酒呑みには蜆(しじみ)の味噌汁がいいね
ここのところ酒量が増えている...
もともとアルコホリックなのに、仕事が忙しいのが手伝って、いつも以上にストレス飲酒してしまう。
朝起きると、「あーあ、今日もきっと忙しいんだろうなぁ...」などと欠伸(あくび)しているうちになんとなく仕事がスタートして、
「あーあ、何か疲れたなぁ...」って思った頃にはすでに戸外が暗くなる時間になっている。
ここんところの毎日の楽しみときたら、夜になって仕事から解放されて酒を飲んで酩酊(めいてい)するくらいがせいぜいだね。
って思いっきり不健康にバリバリ仕事している最中にちょっとだけ抜け出して、
いつもの生鮮魚市場「角上魚類」を覗いてみたら、
何やら黒っぽい小さな貝がたくさん売ってるよ。
「お!蜆(しじみ)じゃないですか!」
蜆って確か必須アミノ酸が豊富で、弱った肝臓にいいんだよね〜。
これは酒呑みのオイラへの天の采配だね。
今宵は蜆の味噌汁でも飲んで酒は控えようかな...?
などと殊勝なことを考えつつ、即購入しました。
蜆の味噌汁には、鰹だしや昆布だしなどの「だし」は一切使わない。
蜆の持つ濃厚な味だけで勝負するのが一番美味い。
(砂出しはしっかりとやろうね。)
さて、そんな蜆の味噌汁を一番美味く味わうには?
それはやっぱり昨晩痛飲した挙句の、
二日酔いの朝に啜(すす)るのが最高ですよ!
「納豆としじみに朝寝おこされる」@江戸時代の俳句。 昔から蜆の味噌汁は朝の定番。 | 蜆から出る濃厚エキスだけで勝負する味噌汁。 滋味しみじみシジミ〜。 |
■ 過去記事で「貝」話題の記事は...
今宵の肴・草鞋牡蠣(わらじガキ) 11.Oct.2009
28.Jun.2010UP!
サンゴの白化現象を目の当たりにした
久しぶり?の訪タイから戻って来たよーん。
UDD(赤シャツ)の去ったバンコクは、元の通り平和になって居心地良かったっす。
雨期に突入したタイでは時折雨に降られるものの概ね天気は良好で、
太陽から降り注ぐ情け容赦のない熱波が大地をジリジリ焦がしてたっす。
暑熱は海水温の上昇をも招き、海は温水プールの如く暖かだった。
しかしそのためか今回潜ったサメサンの海では、サンゴの「白化現象」が発生していた。
それも一部ではなく、大多数のサンゴが広範囲に渡って白化を起こしていた。
サンゴと共生しているソウ類が水質汚染や一定以上の高海水温の影響下で、
サンゴから遊離もしくは死滅することによって、
サンゴ虫自体に酸素や栄養の供給が断たれる結果、
サンゴ虫が死滅して炭酸カルシウムで構成された外殻だけが残ってしまうのが「白化現象」だ。
かつての色彩豊かなサンゴが一様に白化している海中の景色は、さぞおどろおどろしいものかと思いがちなのだが、
実際のところ見方によってはとても美しく感じてしまう。
滅びの美学とでも言おうか...
死にゆく女の血の気のない透き通った白い肌に美しさを感じてしまうかのように、
もしくは手に入れたばかりの真新しい骨標本の白さに魅入ってしまうかのように...
水底で何物にも汚されぬ純白を保ちながら、不動の枝を広げるサンゴにもまた同様の美意識を感じずにはいられなかった。
大きなテーブルサンゴも広範囲に渡って真っ白に... | 枝サンゴの白さはゾクッとするほど美しい... |
これより以前の話題は、下記からどうぞ。